トキは明治以前、田んぼや川べりで餌を探すときの姿は日本各地でありふれた風景だった。明治以降、狩猟が自由化し、海外で大量消費される毛皮と羽毛の供給地となって二ホンカワウソ・タンチョウやアホウドリなどがかられ輸出された。「とき色」と呼ばれるときの美しい羽根も、当時ヨーロッパで大流行していた羽帽子の飾りなどになり大乱獲の末に急速に数を減らした1908年、明治政府がトキの狩猟を規制したもの激減し、大正末期には絶滅したと言われた。しかし、1930年代に佐渡ヶ島と能登半島の一部で生き延びていた少数の時が再発見され保母の機運が高まった。1952年国はトキを特別天然記念物にして。佐渡島民が保護活動を開始し、国、新潟県と佐渡市も一体となり保護増殖事業が動き出した。