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三条市下田エリアのシンボル"八木ヶ鼻"は三条市を流れる五十嵐川上流にそそり立ち高さは200メートル以上の石英粗面岩の壁ハヤブサ繁殖地として県の天然記念物に指定され、自然の恵みを一身に受け、春は淡く夏は強く、秋は鮮やかに、冬はしっとりと季節のたびに塗り替えられる絵画のように訪れる人の目を楽しませてくれる。その素晴らしい景観から新潟県景勝100選に選ばれている。その八木ヶ鼻の麓に「八木茶屋」がある。8月9日(火)午後2時に伺った。店主が満面の笑顔で迎えてくれた。今回の取材の目玉「山塩ラーメン」と噂の「ピネライス」を注文した。内藤さんは大きな「健康にいい玉子焼」を取材班が来るというので焼いてくださった。
赤卵10コを用いて丁寧に焼き上げる。これも八木茶屋の名物となっている。(1,000円)「山塩ラーメン」誕生について店主は「PTAの役員の宴会が”越後長野温泉嵐渓荘”出あったときにウェルカムドリンクが嵐渓荘に湧き出ている温泉を使ったほうじ茶だったのです。2003年の夏ごろ、新しいラーメンメニューを考えていましてね、これだ!と思い、先代社長に頼みこんで塩分の効いた温泉( 嵐渓荘に湧き出ている源泉)分けてもらう事になりました。」市販の塩は一切使わず、塩分の強い温泉と豚骨、鶏ガラ、カリカリに焼いた玉ねぎ、しょうがを入れて7時間かけて塩だれを作った。スープはとてもまろやかな塩味というか、まさにオリジナル温泉スープ、麺はクロレラ麺、チャーシュー、メンマゆで卵、海苔が入っている。(800円)ピネライス」はお客さんのリクエストから生まれた。チャーハンも食べたい、カツカレーも食べたいを一つにまとめた。ピネとはフランス語で「カツレツ」の事。カレーも板前手作りで丁寧に調理されている。女性客が山塩ラーメンとピネライスを注文して皆でワイワイ食べるのが八木茶屋スタイル!!店主は高校卒業後、三条市の割烹川波で4年間修業を積んだ。川波時代店の仲居さんをしていた明美さんと結婚し、現在は夫婦二人で八木茶屋を営んでいる。
2001年(平成13年)に日帰り温泉”いい湯らてい”ができてから宴会もなくなり、夜も営業していたが次第に客足は遠のき、現在は昼のみ営業。テレビ・雑誌等の取材で脚光を浴び県内外からの来客が訪れる店内には芸能人・著名人と店主との写真が貼られてある。店主は「昔この近くに軍事工場がありましてね、そこに祖父が村上市から来て八木茶屋を開きました。祖父は大相撲が好きで、とても豪快な性格で交友関係も広く、昭和26年から28年の夏、地方巡業”下田場所”を興行していました。」八木茶屋の二階が力士たちの寝床になっていたといわれる。操業して80年の昭和ノスタルジック漂う店内はどことなく心落ち着く空間となっている。健康にいい玉子焼は割烹川波で会得した。どっしりとした存在感と割烹の上品な逸品となっており人気商品。お品書きには、麺類、ご飯類、定食、一品料理、お飲み物、食堂ならではの品数。ホワイトカレーラーメン(1,000円)も食してみたい逸品。店主は来店されるお客さんとのコミュニケーションも大切にしている。次々にいろんなお話をして下さり、笑顔で情熱的だ。店主の人柄も味の一つとなっている。

今回取材を受けてくださったのは
”八木茶屋”
住所:三条市長野341-4
TEL:0256-47-2017
営業時間 11:30~14:30
店主は内藤さんです。
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