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新潟市西蒲区松野尾に上堰潟(うわせきがた)公園がある。1993年から4~5ヵ年計画で進められた治水対策および河川公園整備事業によって、上堰潟は西山川の氾濫を防ぐ為の洪水調整としての機能をもつ人工的な潟として復元されるとともに、自然対応型の公園公園として整備された。春には菜の花とサクラ、夏にはヒマワリ、秋にはコスモス、稲わらアートの展示やジョギングコース、バーベキュー施設があり、人気の公園。上堰潟 は1000羽を超えるハクチョウの飛来地としても有名である。その上堰潟公園の駐車場の向かい側に位置する場所に「タイボウコーヒー&ジェラートソフトがある。6月12日(火)午前11時のお店の開店と共にお邪魔した。満面の笑顔で出迎えてくださったのは兄で代表と弟さんのお二人。2016年12月にプレオープン、2017年にオープンしてはや五年半になる。ご兄弟で経営していて喧嘩はほぼしませんでしたか!?の問いに弟さんは「最初の3年は喧嘩ばかりしていました(笑)」堀内兄弟は共に旧巻町の角田山Xに出生。
代々農家で祖父は専業、父は農業高校の先生、母は占い師という家庭で育つ。兄の敬祐さんは中学生の時、野球の試合中に脳出血で倒れ言語と計算機能に障害が残った。敬和学園高校の時に大学を探していたら北海道の大学に陶芸が学べるというので北海道に行った。卒業後はカフェの専門学校に通い札幌で有名な「丸美珈琲」の社長が先生で、卒業後は丸美珈琲で修行する。弟さんは高校卒業を控えている時に兄のいる北海道に遊びに行き、北海道の魅力に引き込まれて小樽商科大学に進学経済経営学を学んだ。共に北海道の雄大な環境の中で暮らしているうちに「兄弟でカフェをやりたいね」と話しているうちに、弟さんは「カフェをするならジェラートも出したいね」とイタリアボローニャに本社を置くかルピージャーニでジェラートを学ぶ。帰国してからも北海道のジェラテリアで修行をした。二人とも筋金入りの職人として成長し、さてお店をオープンする話の中で、現在の場所を祖父と父が用意してくれた。元々農地として堀内家の所有だったところ。
目の前には角田山が見えて、上堰潟公園には多くの人が訪れて「北海道とロケーションは違うけれど似た環境」というところでこの場所でのスタートとなった。午前11時のオープンでランチは特別に用意はないもののトーストは四種類用意されている。周辺には有名で行列のできる中華食堂が四軒あるので、あえてランチは出さず、ランチの後に立ち寄ってくださるお客様も多いという。時間帯としては昼の2時~4時が込み合う時間帯。タイボウという名前は兄が高校の先生に相談に行ったときに「タイボウ(大望)なんか良いのでは!?」という事で決まった。取材班は丸美ブレンドコーヒーとアイスコーヒー、胡麻ソフトクリームを注文。アイスコーヒーの器は二重構造になっていて手に持っても濡れない。(冷めない)店内のレイアウトは角田山が見える広い窓に外向きにカウンターと椅子がある。BOX席もあり広々として天井も高く落ち着いた”癒しの空間”を演出している。SNSではフェイスブックとインスタグラムで情報を発信。ネット上では数多くの画像がアップされている。兄弟二人仲良く仕事を分担し、やさしさと笑顔を絶やさず、本物のコーヒーとジェラートを提供している。
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